[情報技術] Amazon Web Service にまつわるいろいろ by 深海寛信氏 id:d_sea

BPStudyで、Amazon Web Service(= AWS)の話を聞いてきました。


BPStudy#27
株式会社ビープラウドが主催するWeb系技術討論の会
EBISU303 405会議室
2009/11/20 19:00 -
http://atnd.org/events/2043

来年3月にAmazon EC2/S3本が出る

wktkですね。
EC2の本、随分増えましたなぁ。

現在のAmazon EC2の利用状況

海外ネット系ベンチャーでは、部分的には当たり前に利用されている。

日本の状況
  • 日本では利用が少し遅れている。
  • PS3作った会社が大量にインスタンスを立ち上げて実験中
  • 大手SIer 調査段階。
  • mixiアプリをEC2を使って作る案件が進行中

AWSの構成

  • 中からはプライベートアドレスを返す
  • 外からはグローバルアドレスを返す
  • 起動時にアドレスを振っている
セキュリティグループ
  • 入ってくる情報に対してフィルタリングをかけられる。
  • インスタンス毎に複数利用できる。
Linuxインスタンス
  • NTPを用意しなくて良い。最初から用意されている。
  • SSHはパスワードなし。鍵でログインする
  • NICはひとつしかない。

Amazon S3の機能

  • 期限設定可能なセキュアなダウンロードURLを発行できる。
S3と他サービスとの料金比較

一ヶ月間 転送料10TB ストレージ21GB 784万リクエス

比べると、大分安い。

S3 Organizer使って、ダウンロードURLを生成

S3 OrganizerはFireFoxプラグインで、S3を操作できるもの。
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/3247

  • expireする期間を設定できる。
  • http/httpsを選択できる。
  • アクセス権を設定可能。

AWSに最近追加された機能

Elastic Load Balancing

ヘルスチェック機能あるんですね!!

Cloud Watch
  • 1分間隔程度でモニタリング
  • ディスクのアクセスなどを監視、グラフで結果を表示できる。
  • 今のところ、データを落として、別の用途で利用することはできない。
  • 課金は起動時間で決まる。
Auto Scaling

これはナイスな使い方。覚えておこう。

boto

http://code.google.com/p/boto/

  • pythonでかかれた、AWSを操作できるライブラリ
  • 自動3世代バックアップなどを実現できる。


snapshot.pyを編集してから、

python snapshot.py 3 vol-dd50a9b4

EBSにスナップショットファイルを逃がす。

Amazon EC2を使った良くあるインフラ構成

  • Elastic Load Blancingでロードバランス
  • MySQLのデータをEBSに逃がす
  • バックアップは1つのインスタンスに入れて、AMI化するとシンプル。
  • バックアップを取る代わりに、AMIに残す
  • 静的ファイルのレスポンスは、CroudFrontで対応。

最近、AWSRDBも用意されましたよね。
あれもちょっと試してみたい。

CroudFrontのパフォーマンス

CroudFrontを使わない場合

  • 3.2 Mbps

CroudFrontを使った場合

  • 18.4 Mbps

5、6倍か。
ただし、来年前半に、アジアにAmazonのデータセンターができますので必要なくなるかも。

DOSアタックへの対応

  • 攻撃は届かないようになっている。

感想

やはり、Amazon EC2は面白いですねぇ。
どこかの案件で使わせてくれないだろうか。