Plone 2.5 → Plone 3.2への移行メモ
(第1回)Zope/Plone開発勉強会 成果。
下記メモは私の環境に依存する内容が含まれています。
括弧の中は、どちらで作業を行ったかを指す。
苦戦したし、問題も残ったが、これでPlone3.2に移行できたようだ。
http://nanasi.jp/
カスタマイズしたテンプレート中の情報の修正。(Zope)
1. "site_properties/description"がエラーになっていたので、"portal/description"に修正する。
site_properties/description → portal/description
rawデータを使えるように。(Plone)
うちのサイトはばりばりrawデータを使っているので、
settings['raw_enabled'] = 0
ってのを探して、
settings['raw_enabled'] = 1
に変更した。
関係するドキュメントがあると、エラー。(Plone)
旧Ploneで記事に関係するドキュメントを紐づけていると、
その記事を新Ploneで表示、編集しようとする時にエラーが発生した。
とりあえず、表示しなければエラーにならないようなので、
関係するドキュメント機能はあまり使っていないこともあり、封印することにした。
portal_skins/plone_content/document_relateditems
を上書きし、空っぽのテンプレートを用意する。
関連ドキュメントはそのうち、対策を練ることにする。
スマートフォルダの検索条件の修正。(Plone)
スマートフォルダの検索条件から、位置情報が飛んでいたので修正。
ひとつひとつ、位置情報を設定していく。数が多くて泣きそうだったが。
デザイン。(Zope)
デザインは全面的に入れ替え、作り直し。
旧Ploneで使っているテンプレートのうち、いくつかがdeprecatedになっていた。
portal_view_customizationも編集。
本当はbuildout使った方が良いのだろうだけど、今は余裕がない。
ポートの変更。(Zope)
旧Ploneの運用にあわせてzope.confを編集して、ポートを追加、および変更する。さらにFTPサーバも追加する。
うちの構成はこのような形。
HTTPサーバ その1 ポート:12282 ルートにアクセスするとZope管理画面が表示される。 HTTPサーバ その2 ポート:12200 ルートにアクセスするとPloneサイトが表示される。 FTPサーバ ポート:12221
1. zope.confで次のように設定しました。
<environment> HTTP_MANAGE 12282 </environment> <http-server> address 12282 </http-server> <http-server> address 12200 </http-server> <ftp-server> address 12221 </ftp-server>
2. ZopeのルートにExternal method追加。
External methodを追加。
id - accessRule.py title - Plone Access Rule Module Name - CMFPlone.accessRule Function Name - accessRule
3. ZopeのルートにSet Access Rule追加。
Set Access Ruleを追加。名前は「accessRule.py」。
先ほど追加したExternal methodと同じ名前。
これで、ルートアクセス時にPloneを表示可能に。
4. PloneのルートにSiteRoot追加。
SiteRootを追加。パスのデフォルト値は"/"だが、
これを空白に設定すること。
忘れるとPloneにアクセスできなくなる。その場合はUndoで戻したりする。